Hello! This is Marie.
AbemaTVでやっていたので
久しぶりに映画「クラッシュ」を観ました。
2004年公開。舞台はロサンゼルス。
ある交通事故を起点に
多種多様な人種の登場人物が織りなすストーリーです。
ここでテーマの一つとなる人種差別は、
ある意味、日本ではなじみがないかもしれません。
TOEIC900点以上持っている
前の職場の同僚は、
“racist” レイシスト
と聞いて、
「レースする人?競争する人とか?」
と言っていました。
racistは人種差別主義者です。
単一民族国家の日本にいると
あまりなじみのない単語ですよね。
raceは、「競争」という意味もありますが、
「人種・民族」という意味もあります。
アメリカの場合は、
色んな人種がいることが普通。
映画の中でも
色々な人種の人が出てきました。
白人、黒人、ヒスパニック、
アラビック、アジア人・・・
私がロサンゼルスに住んでいた時も
それが当たり前でした。
黒人の人は少なかったかな。
ヒスパニック系が圧倒的に多いです。
そのため人種差別に対しては
日本人では考えられないほど神経質です。
racistは軽蔑されますが、
無意識に人種差別的な考えを持っている人は
少なくないようです。
そういえば、
以前アメリカ人(黒人)の同僚が、
日本人の女の子に
「黒人って怖いと思っていた(今は違う)」
と言われて、憤慨していました。
その女の子は何気なく言ったと思いますが、
思った以上にそのような発言に
ナーバスになる人もいるのです。
多民族国家だからこそ、
余計に意識するところなのかもしれません。
しかしそんな中にも、人種を越えた
人との温かい繋がりなども描かれていて、
映画を観た後は、なんとも言えない
複雑な気持ちになりました。
ポジティブだけでもなく、
ネガティブだけでもない、
そんな映画でした。