Hello! This is Marie.

 

先週アメリカでユナイテッド航空が

定員超過のため乗客の一人を

無理やり引きずり出したことが

大きなニュースになっています。

 

航空会社はキャンセルを想定し、

出来るだけ席数を埋めるために

席数以上の予約を取ります。

 

それで定員超過(オーバーブッキング)になると、

補償金等で便を振り替えてくれる人を募集します。

 

私もロンドンから日本に帰る際に

便を一日ずらしてくれないか?と

聞かれたことがあります。

 

当時、ヴァージン航空だったかな。

明日の便にしてくれたら

ロンドンに1泊するホテルを用意する、と。

お金も提示されたような気がしますが

忘れてしまいました。

私は結局、予定があったので

振り替えはお断りしました。

(ちょっと気持ちが揺れましたが・・・)

 

 

が、今回のユナイテッドでは、

どうしても必要な席数が確保できず、

搭乗した客の中から選ばれた4人が

降りるよう要請されたそうです。

 

しかしそのうち一人の男性が拒否。

すると空港の警察官に無理やり

引きずりおろされたのです。

 

その映像が公開されていますが、

ひどい・・・

鼻と前歯を折られたそうです。

 

 

日本の航空会社ではあり得ない話だと思います。

海外の航空会社でも普通ではないと思いますが、

アメリカの航空会社は、日本ほど

サービスを大事にしていないと感じます。

 

実際、今回の被害者の弁護士が会見で、

 

“for a long time airlines, United in particularly, have bullied us.”

「長い間、航空会社は、特にユナイテッドは、

私たちにひどい態度を取ってきた」

 

と言っています。

今回は特にひどいケースですが、

もともと航空会社の乗客への扱いが

よくないと思っているということですね。

 

“Airlines have bullied us.”

 

“bully”(ブリ)は、「いじめる」という意味です。

力が強いものが弱いものをイジメる。

名詞で「いじめっ子」という意味もあります。

「いじめ」は、“bullying”です。

 

アメリカの航空会社は、”bully”。

そんなイメージを持たれているのでしょう。。。

 

今回のことを受け、ユナイテッドのCEOは、

 

“This will never happen again.”

「二度とこのようなことは起きないようにする」

 

と言っていますがどうなることか。

お客様からお金をもらっているという

サービス提供者の自覚を持ってほしいものです。